時代は現代より少し先の未来。科学なども今よりは進歩していた。
しかし、物事には常に代償がつきまとう。まるで進歩に反比例するように人間は堕落していった。
「科学の進歩」という言葉の前に倫理や道徳という言葉は置いていかれ、そして物笑いの種となっていった。
臓器移植のためのクローニング、新たな人類の創造を目指した遺伝子操作、生物兵器の開発、そしてそれらを行うための違法な人体実験などが秘密裏に、しかし半ば公然と行われていた。
そして、そんな非合法組織に所属している科学者の主人公は自らの欲望のままに『実験』を繰り返していた。
一方、政府の特務機関に所属する「ワルキューレ」と呼ばれるヒロイン達は、主人公の組織を壊滅させるべく、今まさに主人公の研究施設に潜入しようとしていた。