父方の祖父からの手紙を携え潤の前に現れた少女ベルチェ。
彼女から手紙を受け取り、自らの出生について聞かされたとき、潤の生活
は平凡から乖離してしまうのだった。
真祖の吸血鬼の血を引いた潤。
またその血が目覚めたことにより、日常と別れを告げ異端なるものとして
生きる運命を背負ってしまった主人公の苦悩と、その主人公の血を求め、
ある者はそれを滅ぼすため、またある者はその高潔なる血を次世代に残すた
めにと様々な運命の歯車が主人公を中心に廻りはじめる。
それらを受け入れ(理解・消化し)乗り越え成長していく主人公・潤とさ
まざまな思惑を秘めた個性的なヒロインたちのストーリーがそれぞれに絡み
合い複雑な物語りを織り成してゆく…
『人間性とは、人間しか持ち得ないものなのか?』